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スポーツ雪かき(スポ雪)は、

小樽モデル

原点になった取り組みです

スポ雪とは

解決したい社会課題:高齢化による老老除雪の増加

 日本は先進国のなかでも飛びぬけて高齢化が進んでいます。高齢化率が42%に達する小樽市は10万人規模の都市としては、とりわけ高齢化が進行しており、若者が少なくなると、雪かきできなくなった高齢者の代わりに高齢者が雪かきをせざるを得ない「老老除雪」が新たな社会課題として認識されるようになってきました。

 さらに高齢化が進み「老老除雪」さえもできなくなる地域では高齢者の孤立化が進むとともに地域コミュニティが崩壊して、いざという時に救いの手を差し伸べることができなくなる可能性があります。

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解決方法:逆転の発想から生まれたスポーツ雪かき

 雪かきには一人で雪と格闘する重労働というイメージが付きまといます。そこで、私たちはそのイメージを払拭すべく、スポーツ雪かき(スポ雪)を開発しました。

 スポ雪は、雪かきにゲーム要素を加えることによって、地元の中学生や高校生などの若者たちが仲間と競い合いながら楽しめように、逆転の発想から生まれた競技です。

 スポ雪は2014年1月に小樽市において、小樽商工会議所青年部の協力のもと、第1回国際スポーツ雪かき選手権として開催され、競技内容を変えながら現在まで年一回小樽市で開催されています。

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運営主体:札幌学院大学まちおこし研究会

 スポ雪は国際スポーツ雪かき選手権実行委員会の主催として小樽市内の複数の町内会で同時に開催されています。スポ雪の運営には札幌学院大学のボランティアサークル「まちおこし研究会」のメンバーが主体となり、広報活動から参加者の募集、各町内会と連携しながら準備を行い、当日の開閉会式から競技審判までほぼすべての業務を担っています。彼らにとっては、多様な人々と関わりながらチーム一丸となって大会を成功させることが、学生時代の貴重な体験となるとともに、社会人として必要なスキルを身に付けることができます。

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協力企業:森永製菓株式会社

 第11回大会から、スポ雪にご協賛いただくとともに、北海道支店の皆さまがチーム「森永エンゼルス」を結成し大会にご参加いただいております。

 主力商品である「inゼリー」は、防寒着のポケットに入る持ち運びに便利なサイズであり、雪かき後の水分補給とエネルギーチャージに最適と判断し、参加者とスタッフなど関係者全員に「inゼリー エネルギー」をご提供いただいております。また、第13回大会の前後には、まちおこし研究会と共同で、「その雪かきに、inゼリー」と題したキャンペーンを実施しました。(キャンペーンは令和8年2月28日に終了しています)

​ 私たちの雪かきの担い手を育成する活動に対して、雪かき後の体調管理の面でサポートしていただくパートナーとしてご協力いただいています。

成長の記録:「雪かきはスポーツだ!」を冬の風物詩に

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​成長の記録:「雪かきはスポーツだ!」を冬の風物詩に

 2014年に111名で始まった大会は、第4回(2017年)に過去最多となる204名の参加を記録しました。その後は100名から150名程度の間で増減を繰り返しながら継続されていましたが、2019年(第6回)からは、マンネリ化を危惧した学生スタッフの要望から、地域貢献に特化するために会場を町内会の生活道路へ一本化するといった思い切った運営上の変化を行っています。

 さらに、コロナ渦においては、多数の参加者が集うイベントであることから、存続が危ぶまれましたが、当時の学生スタッフが「簡単に諦めるのではなく、できることを考えて実施しよう!」と意気込み、ZOOMを使った遠隔開催や、徹底した隔離・感染予防対策を講じながら継続することができました。彼らは、この経験を通じて大きく成長し、今では社会人として活躍すると同時に、後輩たちの育成にも取り組んでくれています。

 コロナ渦の制限が解除されてからは、第11回(2024年)の155名から、第12回(177名)、第13回(178名)へと、近年は再び右肩上がりの増加傾向にあります。実行委員の挨拶でも、参加者が年々増加していることが言及されています。

 当初は大学生や社会人が中心でしたが、近年は市内の中学校や高校からの参加が定着しています。特に第12回や第13回では、中学生が50名規模で参加するなど、若者の地域活動への参画が顕著になっています。

 第1回から第13回までの累計参加者数は1,511名(スタッフを含めると1,869名)に達しており、小樽の冬の地域密着交流イベントとして定着していることがわかります。

 このように、スポ雪は一時的なブームに終わることなく、10年以上の歴史の中で多くの若者を巻き込みながら、持続的な広がりを見せています。

​スポ雪の数値実績(第13回大会)

83

参加者数

56

スタッフ数

36

協賛企業数

12

参加団体数

(町内会+中学高校)

​スポ雪大会当日の流れ

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第13回大会の開会式において全会場で流した
原田望愛・西岡光希副実行委員長の動画

目指す未来:共助による地域コミュニティの再構築

 スポ雪は「共助の雪かき」を目指しています。スポ雪に参加した若者が、老老除雪の実態や衰退する町内会の現状などの社会課題に気づき、自らが高齢者に代わる雪かきの担い手になって欲しいと願っています。目指す未来を実現するためには、年に一度のイベントだけではなく、日頃からの交流を大切にしています。

 まちおこし研究会の学生が、スポ雪を運営するだけではなく、学校を訪れて地域の課題を解決するグループワークを実施する出張授業を行ったり、町内会を訪れて開催する高齢者向けのスマホ教室に中高生を講師として招いたりなど、大学生が地域の絆を繋ぎ活性化する触媒となって、新しい地域のカタチを創ろうとしています。

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