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アセルカデ

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スポ雪を全国に!

高齢化による老老除雪の増加

 日本は先進国のなかでも飛びぬけて高齢化が進んでいます。高齢化率が41%を超える小樽市は都市部のなかでも特に高齢化が進行しており、若者が少なくなると、雪かきできなくなった高齢者の代わりに高齢者が雪かきをせざるを得ない「老老除雪」が新たな社会課題として認識されるようになってきました。さらに高齢化が進み「老老除雪」さえもできなくなる地域では高齢者の孤立化が進むとともに地域コミュニティが崩壊して、いざという時に救いの手を差し伸べることができなくなる可能性があります。

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逆転の発想から生まれたスポ雪

 雪かきには一人で雪と格闘する重労働というイメージが付きまといます。そこで、私たちはそのイメージを払拭すべく、スポーツ雪かき(スポ雪)を開発しました。スポ雪は、雪かきにゲーム要素を加えることによって、仲間と競い合いながら楽しめように逆転の発想から生まれた競技です。スポ雪は2014年1月に小樽市において第1回国際スポーツ雪かき選手権として開催され、競技内容を変えながら現在まで年一回小樽市で開催されています。

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大学生が主体の運営組織

 スポ雪は国際スポーツ雪かき選手権実行委員会の主催として小樽市内の複数の町内会で同時に開催されています。スポ雪の運営には札幌学院大学のボランティアサークル「まちおこし研究会」のメンバーが携わり、事務局、プロモーションチーム、地域対応チーム、ルール策定チームに分かれて、各町内会と会議を重ねながら準備を行うとともに、当日の開閉会式から競技審判までほぼすべての業務をこなしています。彼らにとっては、多様な人々と関わりながらチーム一丸となって大会を成功させることが、学生時代の貴重な体験となるとともに、将来の地域のリーダーとして活躍できるスキルを身に付けることができます。

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スポ雪から雪かきの担い手誕生へ

 私たちは、年一回のスポ雪だけでは除雪問題を解決できるとは考えていません。スポ雪のゴールは雪かきの担い手を増やすことにあります。スポ雪を開催する町内会に関わりのある中高生にスポ雪の参加を促すことで、町内の実情を知ってもらうとともに、自ら雪かきの担い手として行動できる中高生が増えることを期待しています。さらに、雪かきできずに困っている人と雪かきの支援ができる人とを繋ぐSNOWITH(雪かき共助社会)ビジョンを策定し、実現に向けて一歩を踏み出しました。

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目標は地域コミュニティの再構築

 私たちは、「共助」をベースにした地域コミュニティの再構築を目指しています。その手法として、まちおこし研究会が、町内会を訪れて開催する高齢者向けのスマホ教室に中高生を講師として招いたり、学校を訪れてグループワークを通じて地域の課題を解決するアイディアを考える出張授業を行うなど、大学生が間に入ることで新しい地域の繋がりを創ろうとしています。

 

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小樽市から全国へ!

 スポ雪が雪国ならではの高齢化に伴う除雪問題を解決しようと活動を続けて10年以上が経ちました。大学生が地域に深く入り込み、高齢者から中高生の若者まで多様な世代を巻き込んで、地域コミュニティを再構築するモデルケースを創ろうとしています。スポ雪のように地域内で共助が生まれる仕組みをスマホ教室に応用し、さらには、地域のイベントに中高生を巻き込んで多世代の交流を促進する活動に発展させることができました。高齢化が急速に進む小樽市において成果をあげつつある取組に興味を持たれた他大学や地域組織や自治体の皆さまに、私たちの活動をご紹介できる機会を与えていただけると幸いです。

 

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ご連絡をお待ちしています

私たちの活動に興味がある方はぜひご連絡ください。ZOOMミーティングも大歓迎です!

    有難うございました!
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