競技ルール
スポーツ雪かきのルール
1.
スポーツ雪かきは、雪かきそのものにルールを策定した競技とし、雪国の住民、特に高齢者の冬季間の生活環境を改善する目的で行うものとする。
2.
競技場は原則、住民が生活に必要な小路や路側帯(車が通る広い道路の脇)とし、いずれも道幅を拡幅するために雪かきを行う。
3.
制限時間は20分間とし、制限時間以内に雪かきを完了しても構わない。
4.
2名以上6名以下がチームを編成して参加するものとする。
5.
雪かきで使用する道具は、スコップとスノーカートとし、チームが使用する数量に限度はなく、選手自身が所有する道具を使用しても構わない。
6.
チームは、抽選で決められた小路や路側帯を雪かきするものとし、以下の計算により、得点を競うものとする。
得点=[(ア)雪かき効率]×10+[(イ)消費カロリー]−[(ウ)減点項目]
(ア)雪かき効率の求め方
-
雪かき効率は、一人が1秒当たりに雪かきをした体積とする。ただし、距離は1m、積雪量と幅は10cm単位とする。
-
雪かきした小路や路側帯の体積…①=雪かきした小路や路側帯の距離(m)×積雪量(cm)×拡幅した道路幅(cm)
-
チームの人数(人)…②
-
雪かきに要した時間(秒)…③
-
雪かき効率=①÷②÷③
(イ)消費カロリー
-
消費カロリーは、チームの代表者が装着した活動量計によって、雪かきが終了する時間までに記録された数値とし、20分以内に終了した場合は、記録された数値を20分間に換算した数値を消費カロリーとして得点の計算に使用する。
-
女性は、記録された数値を1.3倍する。
(ウ)減点項目
-
スポーツ雪かきは、住民の生活改善を目的としているため、著しく仕上がりが悪いチームに対しては、審判が競技の継続を促すものとし、従わないチームは50点の原点とする。
7.
選手は道具を大切に扱わなければいけない。特にプラスチックのスコップで硬い雪を無理やり削ろうとしたり、スノーカートに足をかけて無理やり雪に押し込んではいけない。審判の注意に従わない選手は、競技停止処分とする。
8.
スポーツ雪かきは、競技場となる住宅街の特性に合わせたローカルルールを採用するものとし、ローカルルールは、大会ごとに日本スポーツ雪かき連盟の定めるものとする。